《全国ダーツの旅☆栃木県》オトワリバース&リバイバルワークショップから新たなカルチャーを発信
2018年07月09日
リサイクル通信 全国ダーツの旅
~栃木県 編~
ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー
オトワリバース&リバイバルワークショップ
▲高級インテリアショップのような店内
カリモク椅子で本物の良さ実感
ダイニング卓購入した男性客
オトワリバース&リバイバルワークショップ(宇都宮市陽東)は、永祚純代表が「日本でのリサイクルショップのイメージを覆すようなお店を作りたい!」と2013年にオープンした主に家具・家電・雑貨を扱うリサイクルショップだ。
永祚代表は10代の頃からニュージーランドや米国に渡航し、「中古品=良い物」と理解されている文化に衝撃を受けた。
▲永祚純代表
残念ながら 日本では低価格の量販店が台頭し、高品質の中古家具より新品の安い家具を消費者が選ぶ傾向にある。
そこで本物の良さを理解してもらおうと、カリモクの一脚6万円の新品の椅子を30脚仕入れ、9990円で販売した。
カリモクは人間工学や最新の科学技術を導入し、使いやすさや素材にもこだわるブランドとして知られている。椅子は瞬く間に売り切 れた。
それから暫くして、同店にカリモクの定価60万円のダイニングテーブルが入荷した。
そのテーブルを20万円で販売したところ、それを購入したのは、同店にてカリモクの椅子を買ったお客だった。
「やっぱり、いい物は違うね」とお客は言った。赤字覚悟のセールは見事に成功したのだ。
「良い家具は価格も高いですが、中古品なら手が届くものがたくさんあります。このリサイクルショップから、良い物を選び、長く使い続けるというカルチャーを発信していけたらと思っています」(永祚代表)
第442号(2018/06/25発行)19面