《全国ダーツの旅☆東京都》カナダ手編みセーターの由来聞き「運命の出会い」感じた女性客

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《全国ダーツの旅☆東京都》カナダ手編みセーターの由来聞き「運命の出会い」感じた女性客

2018年08月23日

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リサイクル通信 全国ダーツの旅
~東京都 編~

ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー

ドラセナ

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▲店名は幸福の木の異名をもつ観葉植物から命名された

カナダ手編みセーターの由来聞き
「運命の出会い」感じた女性客

 
北米ビンテージ古着の卸やネット販売を行うgreen gables(東京都武蔵野市)が運営するドラセナは、「古着の価値を伝える」をテーマに新しい客層の取り組みに注力している。

昨冬、久家麻代店長はカナダへ買い付けに行き、地方のフリマで美しいフィッシャーマンセーター2枚に目を留めた。フィッシャーマンセーターは、アイルランドの西側に位置するアラン諸島の女性たちが、猟師の夫や息子のために太い毛糸で編み始めたのが発祥と言われている。不幸にも遭難したときには、そのセーターの模様で誰であるか判別していたとの伝承もある。

久家店長が売主である60歳位の女性にセーターの由来を尋ねたところ、「これは母が私のために編んでくれたものなの」と教えてくれた。

2枚とも欲しいと思ったが値段が高く、価格交渉したところ、「大切に着てくれるなら」と了承してくれた。

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▲久家麻代店長

帰国後、そのセーターを店頭に出すと、若い女性が一目で気に入り、購入を決めた。
そこで久家店長がセーターの由来を伝えると、女性客は「運命の出会いですね。大切に着ます」と嬉しそうに答えてくれたという。

「その言葉を聞いて、約束を守れたと嬉しかったですね。古着には1点1点に歴史があります。これからもその歴史やストーリーも含めて、お客様にお伝えしていければと思っています」(久家店長)

第445号(2018/08/10発行)17面

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