練馬五十会《古物市場データ》宝石時計大会が年10回に
2018年12月19日
会 場
東京都練馬区高野台2-24-22
開催日
宝石時計大会:毎月28日(8・12月休)
道具:毎月10日
宝石・貴金属・アクセサリー:毎月30日(2・12月休)
衣類:15日(2・6・10月)
毛皮大会:8月25日
宝石時計大会が年10回に
初の偶数月開催、10月は3億円
発足56年で老舗古物大会の練馬五十会が 、今期より宝石時計大会を年10回開催に移行した。初の偶数月開催となった10月は時計や宝石を250箱(1箱10点)競り、約3億円の出来高を上げた。同市場には約800の業者が登録している。
宝石時計大会を年6回開催していた前期までは、1回に約100の買い手業者と約200の売り 手業者が全国から集い、約400箱分の物量で平均5億円程度の出来 高を上げていた。新興系の市場が毎月開催を打ち出す中、同市場の参加者からも「間を空けることなく、速い商品回転を望むニーズ」(塩野目基取締役)があり、8月と12月を除いた偶数月の開催に乗り出した。
10月の盛り上がりに関しては、「これまでとイレギュラーながら、物量、出来高ともに予想以上」と塩野目氏。既存のレギュラー月の出来高と比べ半減することなく好調だったことから 、同市場としては年間出来高の上積みも期待できる。
落札相場サイトで業者支援
同市場が強みとするのが質店業者のネットワーク。「末端のお客様からの買取り 、質流れ」(同氏)でうぶい商品が出回り、国内大手中古ブランド業者も多数参加することから高い落札価格を見込める 。大会では1点平均10万円を超えている。
また登録業者には、落札価格相場の閲覧や出品商品の下見ができるサイトを有料で提供している。「各業者様がお客様から自店で商品を買取る際、損のないよう相場を確認できます 」(同氏)
▲落札相場を検索できるサイト。市場の開催前に商品の下見ができる
出来高(1回):5億円程度
出品点数(1回):400箱程度(1箱10点)
※上記は年6回開催していた頃の宝石時計大会時のデータ
会員登録数:800社程度(200~300社が質店業者、その他にリユース業者、海外バイヤーなど )
入会金、年会費:なし
参加費:2160円(税込、食事付き)
歩銭:売り歩3%、買い歩なし(外税方式)
第453号(2018/12/10発行)14面