【意識調査】GUリアルファッションラボ、不要品はショップやフリマアプリで売却
2019年03月23日
7割女性が衣替え実施
不要品はショップやフリマアプリで売却
消費者のファッショントレンドなどを研究する「GUリアルファッションラボ」(東京都港区)が女性を対象に 、衣替えに関する調査を行った。衣替えに関する消費者の意識のみならず、不要になった衣服の取り扱いや、売却後の衣服購入意欲など、消費者の実態が明らかになった。
季節の変わり目に、衣服を仕分けし汚れを落とし、正しくしまう『衣替え』。まず、衣替えを行っているか尋ねると、73.1%の女性が、「行っている」と回答。次に衣替えを行っている人に、不要になった服はどうしているか聞いたところ「捨てる」(38.3%)、「売る・下取りに出す」(31.3%)に回答が集中した。また、利用している売却方法は「古着屋/リサイクルショップ」(65.8%)、に次いで「フリマアプリ」(29.1%)が上位となった。自分の服を、フリマアプリやリサイクルショップ等で売ったことがあるか尋ねると、半数以上の55.5%が「ある」と回答。
また売ったことがある人に「不要な服を売ることで、新たな服の購入機会が増えたか」尋ねると、64.9%の女性が「増えた」と答えた。フリマアプリの登場で、ファッション産業でもフリマ経済圏拡大の傾向が見られる。また古着の売却で新しい服の購入意欲が高まるなど、新たな消費実態が明らかになった。その他「衣替えの際の不満や困っていることは何か」の質問には「収納する場所やスペースが足りない」(62.5%)が一位だった。調査の結果、衣替えを行うことで、効率的に「軍資金」と「スペース」を確保してファッションを楽しむ傾向が明らかとなった。
第459号(2019/03/10発行)14面