マーケットエンタープライズ、買取をおいくら加盟店に送客 1.5万案件を地場店舗に
2019年06月27日
・ME、おいくら加盟店向けに買取送客の支援を開始
・過去には月1.5万件の買取案件が対応できていなかった
・加盟店と都市部の未対応案件の課題解決を目指す
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マーケットエンタープライズ(東京都中央区・以下、ME)は6月26日、買取比較サイト「おいくら」加盟店に向け、買取送客の支援を始める。自社買取サイト「高く売れるドットコム」に流入する依頼のうち、商材や地域によって同社が対応できない案件を、地場の加盟店に紹介する。
MEはプロトコーポレーションより事業譲渡を受け、2月よりおいくらを継承。おいくらには月平均1.2万件の買取案件が流入していた。一方、MEが約30カテゴリに渡り展開している高く売れるドットコムには、月平均4万件の買取案件が流入。しかし内1.5万件は、ネット販売が主体の同社にとって配送費等との兼ね合いから対応できずにいた。この継承でロスト案件をおいくら案件に積み上げ、顧客満足を損なわないようにしつつ、加盟店への送客に役立てる。
流れとしては、高く売れるドットコムから買取依頼をネット申込した利用者へ、自社で対応できない旨を伝えるとともに、おいくら加盟店へ個人情報の共有が可能か伺いを立てる。可能なら、利用者が住むエリアの近隣20の加盟店が買取見積を出せる仕組み。
おいくら事業責任者の横田宗明氏によると、「おいくらは元々、出張買取に対応できる店舗を中心に加盟を集めていた。1400の加盟店のうち9割以上はそれが可能」という。
MEは東京など全国10拠点にリユースセンターを持ち出張買取等に対応。横田氏は「東京などに店構えする加盟店にメリットがない訳ではなく、都市部は案件の母数が多く対応しきれずにいた為、その課題を加盟店様と解決したい」と話す。
第466号(2019/06/25発行)3面