仙台みんなのオークション、8月から「小物市」を試験始動 骨董やアパレル特化
2019年07月26日
道具市の仙台みんなのオークション(宮城県仙台市)が「小物市」を試験的に始める。家具家電等を競る通常開催と切り離し、骨董やアパレル等を競る。同市場にはネット販売を主体とする自営業者の会員が増えている。長丁場になりがちだった運営の効率化も図る。初開催は8月30日。
▲市場の様子
同市場の会員数は約190社。東北地方のリユース業者を中心に集める中、自営業者の数が全体の3割以上を占めるまでに伸びていた。実店舗を持たないネットリユース型の事業者は、「小型商材を仕入れる傾向が高い」(若山正鉄会主)という。
月2回開催している従来の道具市に加えて小物専門の市場を設けることで、各位が目当てとする商材を競りやすい環境を作る狙い。新規会員獲得にもつなげる考えだ。
「通常の市場も運営しながら、単発の小物市を3ヵ月に1回の頻度で開催していきたいイメージ」(同会主)
同市場は2016年発足。現在1回の開催に40~50社が集い、200万~300万円の出来高を上げている。今後仕掛けていく小物市では、骨董やアパレルのほか、オーディオやブランド品も扱う予定。1回あたり150万円の出来高を目指す。
同市場の入会金は1万円。参加費は2500円(食事付)。売り歩は8%で、買い歩は7%(内税方式)。
第468号(2019/07/25発行)2面