シモクラセカンドハンズ、中古ギター訪日客に人気 ジャパンヴィンテージに脚光

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シモクラセカンドハンズ、中古ギター訪日客に人気 ジャパンヴィンテージに脚光

2019年07月29日

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4B-② - コピー.jpg▲総在庫は2000本以上だ

中古ギターの買取販売を行うシモクラセカンドハンズ(東京都千代田区)には外国人観光客が訪れ、YAMAHAやTokaiなどのジャパンヴィンテージが人気だ。

主に80年代の日本製ギターがジャパンヴィンテージに当たり、特徴としては限定品や廃盤になった型、変わった形状をしていることなどが挙げられる。オーストラリア人を中心にして世界各国の40〜50代の中年層が購入に訪れる一方で、却って新鮮に映るという理由で国内の若者にも好評だ。

同社が店舗を構える御茶ノ水には十数店もの楽器店が軒を連ねる。

「こうした楽器街は世界的に見ても稀」(店長高山大氏)といい、楽器好きな海外の観光客は丸一日を費やして店を見て回り、最終的にお土産として気に入ったものを買っていく。朝に店へ顔を出した外国人が夕方頃にまた現れて楽器を購入したという。

4B-①.jpg▲店長 高山 大氏

同店の免税販売の効果もあって海外からの客は増加傾向にある。「ペラペラに英語を話せるスタッフはいないが、皆楽器の知識があり、また聞かれる内容も大体は分かるので、ボディーランゲージを交えれば接客できる」(高山氏)

今後の海外展開についてはまだ検討中で、まずは技術に磨きをかけることに注力する。同店にはアフターケアのサービスがあり購入から1年は無料でメンテナンスを受けられるが、場合によっては1年が経過した後であっても簡単なメンテナンスであれば積極的に請け負っている。

第468号(2019/07/25発行)4面

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