サカイ引越Gのジェイランド、O(オンライン)toO(オフライン)戦略を推進 家具家電ネット購入を店頭受取
2019年08月10日
・サカイ引越センターG展開のジェイランドがOtoO戦略を推進
・店頭在庫を確認できるサイトに購入機能を追加
・サイトのターゲットは店舗に車で来る顧客
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サカイ引越センターグループで総合リユース店のジャングルジャングルを展開するジェイランド(大阪府和泉市)が、OtoO戦略を推進している。昨秋に発足した店頭在庫の確認サイトを、今春にネットショップへと刷新した。家具家電は「ネット購入後、店頭受取」を基本とし店舗送客を図る。
同社は関西中心にジャングルジャングルを12店展開。刷新したネットショップは、前身サービスにあたる店頭在庫を確認できるサイトに、購入機能を追加した格好だ。
「前身では、月間PVが2万前後。ネットで事前に商品を見てから来た、というお客様が増えていました」(インターネット事業部生賀敬弘次長)
ネットショップでの販売品は現在、店頭売価1万円以上の商品が対象。段階的に価格帯を下げていく考え。
家具などの大型商品は発送ではなく、店頭受取が前提でのネット販売となっている。
「サイトのターゲットは当店に車で来て頂ける方がメイン。ただ、世の中ではネット活用して予め店舗の商品群をイメージするというのが、一般的な流れ。今はネット販売よりも、お客様にとっての商品探しが便利になることを目指している」(同次長)
ジャングルジャングルの商品は、親会社のサカイ引越センターからの供給も多数ある。また、ジェイランドがJJコレクションの屋号で展開しているブランド品等の買取専門店で買い取った商品もジャングルジャングルに供給している。
ジェイランドが現在、物販部門で上げる月商は1億円程度。その2〜3割がECによるものだ。
第469号(2019/08/10発行)2面