原宿シカゴ、外国人観光客が増加 リユース着物・浴衣が好評
2019年08月18日
古着店を展開する原宿シカゴ(茨城県稲敷市)の原宿店(東京都渋谷区)に訪れる外国人観光客の数が増加している。2017年12月のオープン当初と比較して、全体に占める外国人観光客の割合、また来店の人数がともに上昇している。特にリユース着物・浴衣は好評だという。
当初は外国人の来店数は一か月に400~500人程度だったが、現在では600~700人にまで増加した。また全体の客に占める外国人観光客の割合も14%だったのに対して今では21、22%だという。米国、中国を中心に、仏、独、ポーランド、韓国など様々な国から外国人が訪れる。
免税の促進も増加の理由と考えられるが、主な要因は見やすさにこだわった商品の構成にあるのではと小林祐介店長は話す。和装コーナーでは男女別で位置を分け、着物、浴衣、法被、甚平、羽織、半幅帯、子供用などさらに細かくカテゴリー分けをしている。
また、カテゴリーごとに分かりやすい英訳を付ける。例えば半幅帯には「YUKATA BELT」と付ける。また、世界観にもこだわる。BGMには和を意識した音楽がかかり、こけしや日本人形が置いてある。「これだけ種類が豊富で印象にこだわった古着の和装店は他にないのでは」と小林氏は話す。また「予想以上に」通常の古着コーナーも外国人観光客に人気だ。観光中の普段着として使われるTシャツやジーンズ、また日本的なスカジャンや和柄のシャツがよく購入されるという。
第469号(2019/08/10発行)7面