ブランドリユースのペンギントレード、創業2年で年商12億円 シャネル中心に海外卸
2019年09月11日
シャネルを中心にブランド品の買取販売を手掛けるペンギントレード(東京都渋谷区)が好調だ。2期目の今期は11億〜12億円の売上高で着地を見込む。今後はインスタグラムの活用に注力する。
同社はシャネルやエルメス、ルイ・ヴィトンなどのブランドバッグを扱い、BtoBの取引を行う。今は市場仕入れが8割を占めており、販売に関しては大半が海外で中国と米国が半数ずつを占める。
同社は現在、インスタグラムを使った個人買取と販売にも、戦略を練っている。専門のコンサルティングを付け、現状450人のインスタフォロワーを半年で1万人にまで増やす計画。買取用と販売用でアカウントを分け、買取は国内と中国向けに、販売は国内、中国、米国向けに訴求する。
「他社はインスタ上で商品にフォーカスしている。うちは商品というよりもブランド品が好きなユーザーが見たいと思うメディアを運営したい」(佐藤祐一社長)
インスタは、外注でなく社内で運用することでコストを抑えながら、ノウハウの蓄積も狙う。
第471号(2019/09/10発行)2面