仙台みんなのオークション、新設「小物市」に35社 茶道具やアクセサリー競る
2019年09月12日
道具市の仙台みんなのオークション(宮城県仙台市)が8月30日、「小物市」を初開催した。東北の業者や海外バイヤーら35社が参加し、茶道具やアクセサリーなどを競った。今後も運営効率を図り、家具家電などを競る道具市と切り離して開催を重ねる考え。次回は10月29日を予定。
毎月2回にわたり道具市を開催している仙台みんなのオークションでは、1日に大型商材と小物を混ぜて競ることで、運営が長丁場になりがちだった。そこで、各参加者が目当てとする商材を競りやすくするため、小物だけを競る専門市の開催に乗り出した。
初開催の感触については、「計画出来高150万円には至らなかったが、参加者の顔ぶれを見ると、しばらく参加のなかった業者の参加が目立った。次回開催を望む声も多く、2〜3ヵ月に1回の頻度で継続できれば」と、若山正鉄会主は話す。
この日は9時30分に競り始め、16時に終了。未使用のスニーカーや赤珊瑚の指輪、また、新品時計のベルトが山で競られるなど、掘り出し物もあったという。同市場の入会金は1万円。参加費は2,500円(食事付)。売り歩は8%で、買い歩は7%(内税方式)。メインの道具市では、通常200万円程度の出来高を上げている。
第471号(2019/09/10発行)2面