リサイクルブティックのカトナ、「家の片付け」事業が好調 買取品をネット再販 年商2千万

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リサイクルブティックのカトナ、「家の片付け」事業が好調 買取品をネット再販 年商2千万

2019年09月12日

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神奈川・東京にて女性向けリサイクルブティック「カトナ」を運営するデジャヴ(神奈川県平塚市)では、「住まいの後片づけ」サービスが実を結び始めている。

同社は2年前より、個人宅に眠るすべての不要品を対象とした買取サービスを行っている。現在、主にブティックの既存客から依頼を集めている。そこで買い取った商品をネットで販売し、昨年には2,000万円を売り上げた。

中高年の女性客が多い同社には、施設に入る両親や亡くなった配偶者のいるお客もいる。お客からの要望を受け、3年前に家の不用品を買い取ったところ、非常に喜ばれた。「これはビジネスになると思った。カトナの資産は地域の40〜50代の女性から支持を集めていること。それを活用しようと」(大河原勉取締役)

2-B.jpg大河原勉取締役

利用者は他の不用品買取業者よりも安心感が得られると同氏は見ている。リサイクルブティックのお客として来店した利用者はすでにカトナがどんな店なのかを知っており、一方で情報に乏しい他の買取業者と比べた時、同店のほうが好まれると判断した。家の洋服から雑貨、家具、家電などを同社が買い取り、その中で売れるものはネットで販売し、売れないものは産廃業者に引き取らせる。

現在は1ヶ月に2件の頻度で対応する。同業と組んで20人ほどを動員し、3、4日間で作業に当たる。出張範囲は店舗のある神奈川と東京。出品作業は現在1人で動かしているが若い人材を追加していく予定だ。

今後は2年後までにネット販売の売上を5,000万円にまで持っていく計画。宅建の資格を取得した同社は今後空き家活用にまで事業を広げていくと意気込む。

第471号(2019/09/10発行)2面

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