リ・アンティーク、富裕層向けに動産整理事業展開
2019年11月17日
不動産売却に伴う動産整理事業を行うのがリ・アンティーク(埼玉県蓮田市)だ。蓮田で質と買取業を40年営むコンドー商会が母体。異業種交流を通じて士業等と連携し、主に富裕層向けにサービス展開している。国内外EC事業では、出品数と売上が2年で約3倍成長している。
リ・アンティークのHP
同社は、質と買取店の「蔵屋」を運営するコンドー商会から、別会社として3年前に産声を上げた。ブランド品や骨董、嗜好品など動産・資産の整理や査定、また、ECまわり全般の事業をリ・アンティークとしてこなしている。同社の近藤社長は、一般社団法人さいたま幸せ相続相談センターのメンバーでもあり、そこから流入する相続相談に関連する動産・資産の売却支援や残置物撤去も行う。
リ・アンティーク 近藤俊之社長
質業者が士業や相続コンサルタント等と連携し、不動産売却や生前・遺品整理において、相談者がワンストップでサービスを受けられるプラットフォームの構築も目指す。
「業界の有志の方々がそれぞれ使えるプラットフォームとして、各社の発展に貢献できれば」(同社長)。例えば質の店頭で相続相談や遺品整理サービスを訴求し、プロ業者をつなげる形を想定。
第475号(2019/11/10発行)6面