トライシクル、2万坪強のリユース拠点を千葉に開設「ReSACOリサイクルセンター」と命名
2019年12月10日
東港金属グループのトライシクル(東京都品川区)が11月27日、2万坪強の中古品再生ヤードを千葉富津に開設した。国内最大級のリユース拠点と見られる。同社は企業間で不用品を売買できるサービスを展開しており、それを通じて集約した商品の保管や販売準備を敷地内で行う。
2万3000坪のヤード
同社は、創業約120年で金属リサイクルや産廃処理を行う東港金属の子会社。今年1月より"BtoB版フリマ"と打ち出した「ReSACO」を運営し、企業間でオフィス家具等の売買を促す他、同社から企業に出向いて不用品を無料回収するサービスを展開していた。
同社はこのヤードを「ReSACOリサイクルセンター」と命名。ReSACOを通じ企業から回収した商品の再生・保管や、ReSACOや他ネットモールへの出品準備を行う。また、リメイクや海外輸出も手掛けていく。
現状ReSACOについては、「企業が不用品を撮影しアプリ出品する作業は手間であると見られ、取引を活発化させるには試行錯誤の段階」(福田隆CEO)という。現在同社による直接回収での物量が多くを占め、月1000点程を集めている状況。商品をReSACOに流して出品数を増やし、買い手獲得を強化する。
トライシクル 福田 隆CEO
第477号(2019/12/10発行)1面