ハミィ、在庫見える化アプリ開発 滞留品販売用のECも
2020年03月18日
EC管理ツール「ネクストエンジン」などを開発・販売する『Hamee(以下ハミィ、神奈川県小田原市)』は新たに「在庫管理アプリ」をリリースした。あわせて、3月から展開するEC「ルカモ」と連動し、在庫流動化を支援する。
同社はスマホグッズ等の製造・販売と並行して、複数のECサイトに一括出品できるウェブツール「ネクストエンジン」を手掛ける。新サービスはこのシステムに紐づく形で作成され、「在庫管理アプリ」で滞留在庫を可視化し、toC向けEC「ルカモ」で販売することができる。
在庫が捌けるまでの日数を予測し、
ワンクリックで同社ECに出品できる
「アプリでは商品が売り切れるまでの日数を予測できます。例えばこの商品は全部捌けるまで3年かかるから、早めにセールしようとか、自社で展開するECサイト"ルカモ"に出品しようとか、そうした利用を想定しています」(取締役 鈴木淳也氏)
鈴木淳也取締役
ネクストエンジンを利用する企業の中には、在庫の3~5割ほどが滞留し、廃棄をする店舗もあるという。こうした商品の販売先として用意するのが「ルカモ」だ。在庫管理アプリから直接出品でき、売れた場合は4割が売り主、1割がハミィへの手数料、残りは購入者還元のポイント原資になる。
在庫管理アプリやルカモはネクストエンジン利用者であれば無料で利用可能で、反響次第で利用者以外にも開放する可能性を鈴木氏は示唆する。ネクストエンジン利用料は月額1万円~。
月200円のスマホ保険も
ハミィは2月20日、月額200円の「スマホ保険」の販売を始めた。画面割れなどスマホ本体が破損したときの修理代を補償する保険で、購入時期を問わずいつでも加入できる。SIMフリーや中古スマホも可能。携帯ショップや家電量販店など、どこで修理しても補償の対象となり、1事故当たり最大5万円、通算で最大10万円を補償。限度額内であれば何度破損しても対応する。
第483号(2020/3/10発行)8面