ITオークション 中古バイク成約相場 2月速報
2020年04月07日
情報流通支援サービスのオークネットが運営する、全国約4,500店のバイク販売店が参加するITオークションで、成約した車両を排気量別に分けて集計
<50cc~125ccクラス 通勤車もガラッと変化>
通勤時間帯の道路を走行する原付車はほとんどが125ccクラスで、50cc車が激減しています。過去に主流を占めた250ccスクーターも激減し、代わって150ccクラスの白ナンバーが増加しています。相場はこうした動きを反映し、125ccスクーターの現行モデルが非常に強含みで安定しています。この傾向はしばらく続きそうです。
<250ccクラス 新型コロナウィルスの影響が出やすいクラスか>
2020年モデルの発売が活況を迎えるこの時期、モーターサイクルショーの開催は目玉でしたが、新型コロナウィルスの影響により中止が決定し、出鼻をくじかれた格好になってしまいました。しかし相場への影響はなく、活発な応札が続いています。現行車から旧車まで幅広い買いが入っています。
<400ccクラス ロングセラーモデル強し>
CB400SF(ホンダ)は、発売から30年が経過する中、相変わらずの人気です。10万円前後から50万円を超える玉まで、安定的な相場を展開しています。これから春商戦のスタートに向けて、店頭在庫を増やしたい店側の思惑が重なり、当面は現相場が継続していきそうです。ゼファー400(カワサキ)なども同様の傾向が続いています。
<401ccクラス 絶版車人気が継続>
絶版車になって人気が再上昇するケースが後を絶ちません。その一例として、ZRX1200ダエグ(カワサキ)人気も過熱しています。ファイナルモデルが130.6万円成約を筆頭に応札が非常に強くなっています。大型車に強いカワサキ車は、Z1(カワサキ)からゼファー400/750/1100(カワサキ)まで高相場をキープする傾向が高いです。
同ランキングは毎週木曜に開催される中古バイクオークション「アイ・モト・オーク」で2月中に成約されたバイクが対象
第484号(2020/3/25発行)16面