中古農機のリンク、8期連続増収増益 全国に店舗形成

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中古農機のリンク、8期連続増収増益 全国に店舗形成

2020年05月17日

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中古農機を取り扱う『リンク(滋賀県近江八幡市)』が好調だ。「農機具王」の屋号で本州全域と九州で19店舗を展開し、8期連続増収増益を達成。​19年決算で21億7800万円を売り上げた。

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好調要因は全国展開が大きい。従来は地域ごとに中古農機が流通していたが、リンクは全国レベルで店舗網を形成。全国的に高齢化する農家の、引退までのつなぎ需要等による販売と、引退や買い替えに伴う中古農機の買取が増収要因。

さらに、農機具であれば何でも買取るというスタンスを評価されたという。「他社は納屋を見てトラクターだけ買い取る。自社ではほかに米の乾燥機やチェーンソーなど、関連機材も買い取れる。こうした違いを評価いただいたのではないか」(マーケティング担当 十時伸啓氏)

マーケティング担当 十時伸啓氏マーケティング担当 十時伸啓氏

また十時氏は、スタッフの迅速な対応や、商圏の近い店舗同士の切磋琢磨などの人材面、更にECへの注力も要因と分析する。同社は売上の4割程度はネット経由で、19年10月からは買い手が農機具王に対して買いたい農機のオファーを出せる「中古農機具探してくだサイト」を作成している。

第487号(2020/5/10発行)6面

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