JOYLAB、酒の資産管理アプリ開始
2020年06月15日
3000銘柄対応 宅配買取受付も
酒の買取店を展開するJOYLAB(大阪府大阪市)が6月1日、資産管理アプリ「マイセラー」を立ち上げた。酒をスマホで撮影し登録してもらうだけで、買取予想価格を提示できるサービスだ。そこから宅配や店頭買取も受け付ける。約3000銘柄に対応している。
酒の資産管理アプリ「マイセラー」
同社は買取店を国内に7店展開し、月平均で酒を1万本集めるほどの実績がある。うち6割をウイスキーやワインが占める。昨年6月には主要銘柄の買取価格表を自社サイトに公開しており、「お客様から評価を頂いている」(太田圭亮取締役)という。マイセラーにはその価格表のデータベースを組み込んだ。
太田圭亮取締役
同社の店頭や出張、宅配買取サービスの利用経験のある既存客に加え、これまでに酒を売却したことのないユーザーも獲得する狙い。
「当社リサーチによれば、お酒は買い取ってもらえるものという認知は世の中で3割しか広がっていない。今は売る気がなくても、まずは手元のお酒の資産価値を"見える化"することで、接点を持てれば」(同氏)
中国や香港など海外では国産ウイスキーの需要が高まり、原酒不足で休売や終売となり相場が高騰する例もある。マイセラーではマーケット全体におけるトレンドや相場変動等のお知らせをアプリ上にアップをしていくことで、ユーザーに対して自店舗への買取送客を図る。
第489号(2020/6/10発行)4面