家具サブスク ベンチャー3社、異なる調達方法が違いを生む
2020年07月18日
家具サブスク ベンチャー3社
異なる調達方法が違い生む
新興リユース企業が熱戦を繰り広げている。舞台は家具のサブスクリプションサービスだ。久保裕丈社長率いるクラス(東京都目黒区)、町野健社長率いるサブスクライフ(東京都渋谷区)、大藪雅徳社長率いる エアルーム(運営:Elaly、東京都中央区)が成長している。
クラス
久保 裕丈社長
サブスクライフ
町野 健社長
エラリー
大藪 雅徳社長
どの企業も18年から事業開始しており、月額料金で家具を利用することは各社に共通するが、料金形態や戦略などは異なる。
サブスクライフは、新品のみを取り扱い、家具類はメーカーから直送することで法人を中心に全国の需要を集めている。家具を仕入れる際に一度リース会社に所有権を渡し、月額料金から返済、その後サブスク ライフに所有権が移る。3社のなかで唯一、支払いに終了時期を設けており、サブスク代が購入代金を超える前に支払が終了する仕組み。また購入も可能だ。新品の販路としてメーカーからの引き合い は強く、「すでにラインナップでは他社を圧倒し、法人からも好評」と町野社長は自信を見せた。利用終了した家具は、提携する二次流通企業に売却する。
第491号(2020/7/10発行)15面