海外中古市場データ、中東で電気製品の価格が下落
2020年07月30日
海外中古市場データ(日本→海外)2020.6.01~6.30
中古業界でも高まる海外市場への注目。その実態を探るために、中古輸出最大手企業の売上げや販売個数を定点で追う。
電気製品・その他
中東で電気製品の価格が下落
電気製品 | その他製品 | |
輸出総額 | 2億371万円 | 9702万円 |
輸出総数 | 132,948個 | 422,265個 |
■販売額推移
■コメント
●アジア/ベトナム・カンボジアは先月に続き、電気製品の輸出はある程度維持している一方、今後は雨季のためペースダウンの可能性も考えられる。フィリピンは非電気製品(自転車、生活雑貨)の輸出量が増加。ミャンマー向けにテレビ、冷蔵庫などを出荷する動きが出ている。
●中東/中東全体で入国制限が実施され、電気製品の流通が出来ず価格は急激に下落。例年と違い、販売ピークは早めに終了した。ドバイは相変わらず自転車の需要は高いが、供給不足のため輸出の目途が立たない。小型冷蔵庫は人気だが、大型冷蔵庫や洗濯機は注文が少ない。
●アフリカ/コンゴ、トーゴ向けのエアコンや自転車の輸出があった。
●南米/ボリビアでは車両走行規制措置がとられ、自転車やバイクの移動しか許可されないため、中古自転車の注文が増加した。
■国別比率
第492号(2020/7/25発行)18面