ネットオク・リアル入札方式のメリットとデメリット

検索

「ブランド市場バイヤー齋藤清の俺に学べ」

ネットオク・リアル入札方式のメリットとデメリット

2020年08月26日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

《ブランド市場バイヤーに学べ》タイトルバナー

第72回 ネットオク、入札方式の良し悪しって?

今年のお盆休みは、近場のレジャーへのラッシュが相次いだようですね。小池都知事が言われた「特別な夏」なのだなぁと実感しています。 さて、そんな中、各地の古物市場ではネットオークションや入札方式での競りが増えていますが、これまでは概要をお話しましたので、今回はもう少し詳しく、ネットオク・リアル入札方式のメリットやデメリットについて触れたいと思います。

場所・時間で効率UPも相場下落時は注意

ネットオク・リアル入札方式ともに非対面取引のため、今まで買えなかった人も買いやすくなっていることは前にお話しました。手競りでは声の張り方などのアピールの優劣や席次などのしがらみがありますが、ネットオク・入札方式では純粋な入札金額で勝負が決まるからです。

ネットオクでは下見も入札もWebで行え、場所に拘束されないメリットがあります。入札方式であれば、事前に入札値を入れておけば時間的な拘束がない点も良いですね。ライブ方式ではWeb上でも手競り感覚で入札でき、競り上がっていくリアルタイム感が魅力ですが、拘束時間が長くなってしまうことも。手競りでは1点数秒で進行するものが、ライブ方式は10~15秒ほどかかり、終日張り付きになる場合もあるようですね。

また、純粋な古物業者だけではなく、個人で参加しているいわば「隠れカスタマー」も存在しているようです。彼らがいることで、古物市場の相場(BtoB)と、消費者の相場が近くなりつつある面もあるようですね。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第494号(2020/8/25発行)7面

Page top
閉じる