NSトレーディング、「販路開拓チャンス」パキスタン輸出に本腰
2020年12月10日
パキスタン輸出に本腰
古着や寝具、コンテナで買取
パキスタン向けに荷物が積まれている
中東を中心とした海外販路の構築支援を展開するNSトレーディング(東京都台東区)がこのほど、パキスタン輸出に本腰を入れた。リユースが根付く現地では現在、生活古着や寝具等の需要が高まっているという。同社が日本の古物業者からコンテナ単位で商品を買い取り、現地バイヤー向けに卸していく。
古着や寝具のほか、現地で需要が高まっているのがバッグ、靴、ベビー服、おもちゃ、ゴルフクラブ、スーツケースなど。同社では手始めとして国内2社の古物業者からコンテナを買い取り、月2本ペースで輸出を開始したところ、まだ十分に受け入れに余裕があるという。同社の保延正義社長によると、「日本ではkg単位で買い取りされるような処分品でも受け入れできる。元々モノの二次流通が根付いている国なので、販路を開拓できるチャンス」と話す。
第501号(2020/12/10発行)3面