新型コロナで翻弄
デジタルシフト急加速
2020年はコロナに振り回された年となった一方、ウェブを中心に新サービスが急速に普及、また企業間の吸収合併や再編が進んだ。リユース業界で起きた出来事をランキング形式で振り返る。
1位 コロナで休業・対策強いられる
新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、リユース店経営者は難しい判断を迫られた。緊急事態宣言が発令され、リユース店の多くが臨時休業や時短営業を行った。この間「巣ごもり」需要として、ネット系を中心にホビーやメディアは特需となった一方、ブランドや古着、輸出系は軒並み苦戦した。質店では政府による支援が出質を増加させた。また古物市場の多くは入札式に切り替える対応に追われた。
2位 業者間ネットオークション元年
コロナ対策として、リアル競りに代わり、ネットオークションに注目が集まった。ライブオークションも浸透。従来の市場と異なり、匿名の参加者が公平に参加できること、また商品供給の不足から、特にブランド系オークションはリアル競りに比べ高い相場となった。
第502号(2020/12/25発行)5面