「リモート」「密を避ける」が日常の1年に
2020年12月29日
「リモート」「密を避ける」が日常に
コロナ影響を受けた1年
新型コロナウイルスのまん延が影響し、リユース事業者にとっても苦境に立たされた1年となった。そのなかで、「リモート」や「密を避ける」といったアクションが日常化された。2020年を振り返ってみる。
新型コロナによるリユース業界への主な影響や出来事
今年4月28日の段階で、30都道府県がリユース事業者(古物商、金券店、古書店)に対し休業を要請していた。その中で面積1000平米超が休業要請の対象となり、一方で1000平米以下は協力要請とする自治体が多く見られた。要請に従い感染防止や従業員への配慮を優先させるか、営業継続するかの難しい判断を経営者は迫られた。この頃質店は休業要請の対象に入らず、古物商が対象に入ったことで憤りを感じる経営者も少なくなかった。質店と同様に換金できる役割を担うリユース店も、市民の生活を支えることができ、休業要請の対象にすべきではないという声がよく聞かれた。
第502号(2020/12/25発行)12面