グーグルマイビジネス(GMB)や各種SNS運用の効率化と一元化を図れる「Canly」(運営:カンリー、東京都目黒区)導入企業が増えている。リユース業界では中古バイクのアップガレージが導入した。
多店舗展開する企業中心に導入が進む
店舗情報の管理やデータ分析が容易に
起業して間もない20代の元商社マン・辰巳衛社長と元銀行員・秋山祐太朗社長(共同代表)は、GMBのコンサルティングで得た知見をもとに、20年7月「Canly」をリリースした。
Canlyでは、企業が運営するGMBのアカウントをまとめて登録することで、横断的に店舗情報の更新が可能になる。例えば営業時間や定休日の一括変更、店舗ごとの住所・電話番号の一元管理、各店舗に寄せられたレビューへの返信などだ。また、これまでアカウントごとに入力が必要だったGMB上での「投稿」機能、キャンペーン、Facebook等SNSページとの連携にも対応する。これにより、記載の間違いや運用の手間を削減。また個人による「口コミ」投稿に対しても、テンプレートを登録することで、クリック2つで返信を行えるようになる。
第508号(2021/3/25発行)10面