古材日和グループ、古民家の廃材を買取「国内古材買取強化」
2021年04月11日
古民家の廃材を買取
解体費用を削減
古材のショールームには毎日1〜4組が来店
木材などの資材を製造・販売する古材日和グループ(香川県坂出市)は、古民家解体で出た国産古材を買取り、リノベーション現場へ販売する取り組みを強化している。東京、秋田、滋賀、香川、福岡で買取りを行い、国内での買取量は年間100トンに達した。
買取対象は、主に戦前に建てられた木造建築の丸太や角材、板など。古材の買取りを行うことで、解体業者や古民家所有者の解体コスト軽減に繋げられると見込んでいる。
古民家の解体は、金属探知機を用いて埋もれた釘を抜く作業や、処分時の分別作業が発生し、事業者や古民家所有者の負担が割高だった。同社は事前に解体費用の1割を目安に査定し、解体を行いながら再生可能な資材を回収。このニーズは高く、仕入れの100%は同社に直接依頼があった解体案件だという。
第509号(2021/4/10発行)4面