ブレイブテクノロジー(大阪府大阪市)の開発する「matoca(マトカ)」は、実店舗で並ばずに順番待ちができるLINEミニアプリだ。リユース企業の導入も相次いでおり、査定待ち時間の顧客ストレスを軽減する効果を狙える。
LINEアプリで順番待ち
査定待機中の「密」を緩和
- 飲食店では発券機能の活用が多い
- 何組待ちかスマホでわかる
LINEミニアプリは、昨年7月から正式に開始したLINE上に追加できる簡易版のアプリケーション。ダウンロード時に大容量の通信が不要で、利用者が手軽に使えるのが強みという。同社では初期から開発を行っており、オフィシャルパートナーとして活躍する。
買取待ち時間を可視化
実店舗の導入進む
その中でも「matoca」は飲食店、自治体やクリニック等で導入が進んでおり、リユース企業も「e★イヤホン」を運営するタイムマシン(大阪府大阪市)や、らしんばん(東京都豊島区)など4社が導入する。
サービス自体は17年にAPI形式でスタートし、19年にらしんばんが導入。20年7月から「LINEミニアプリ」形式にリニューアルした。これにより、オフラインで発券されたQRコード付き整理券を読み込むとスマホに通知を送る機能が加わった。1アカウントにつき月額1万円からの手頃さも受け、現在は約200社、700アカウントの利用があるという。
第514号(2021/6/25発行)17面