廃棄物処理・リサイクル事業の武松商事(神奈川県横浜市)がリユース事業の拠点として、「エコクル・ファクトリー」を2019年8月から稼働。同時に、リユース素材に新たな価値を付加するアップサイクル事業をスタートした。ワークショップなどを通して、企業イメージも向上させている。
- エコクル・ファクトリー
- (神奈川県横浜市)
アップサイクルで「ゴミ処理業」のイメージから脱却
再生プラスティックを3Dプリンターの材料(フィラメント)にできないか、現在研究中
産業廃棄物や一般廃棄物の収集運搬などの事業を展開してきた武松商事。2007年から「エコクル」の商標で、家庭の粗大ごみ・不用品回収をスタート。2017年からは「エコクルBOX」(下記参照)を導入。一部買取サービスも始めた。
2019年8月、同社のリユース事業について広く市民の方にも知ってもらおうと「エコクル・ファクトリー」をオープン。広さは1、2階合わせて500坪。2階にはアップサイクルの体験ができるワークスペースを設けた。
このスペースの運営を任されているのは開発事業部アップサイクル企画の船木真那さん。もともと事務職として勤務していたが、大学で美術を学んでいたことから白羽の矢がたった。
第516号(2021/7/25発行)21面