メルカリ、事業者出品を解禁。中古店の5割が「出店したい」
2021年08月20日
メルカリ子会社のソウゾウ(東京都港区)は、7月末に「メルカリショップス」を発表。事業者による出品を解禁した。EC機能を徐々に拡充し、日米のフリマ、ペイメント事業に続く第4の柱としたい考えだ。リユース事業者に対して実施した弊紙アンケートでは、事業者の5割強が出店に前向きな姿勢を見せた。
事業者出品を解禁
中古事業者「出店したい」5割
オンライン会見を行うソウゾウ石川佑樹社長(左)とメルカリ山田進太郎社長(右)
9月正式スタート大口出品にも対応
「メルカリショップス」は、メルカリアプリ内に新たに追加された機能。法人アカウントを取得することで、アプリ内の「ショップ」タブ上で、メルカリ同様のUIで販売が可能となる。法人アカウントは個人も申し込みができ、登記などは不要だ。
中古品の販売も可能で、ヤフオク!と異なり、古物商許可証を届け出る必要はない。一方で金券、酒類の販売は規約で禁じている。
法人アカウントで可能となるのは、大口出品、コメント欄の閉鎖による値下げ交渉の廃止だ。手数料は10%に据え置く。また現在は商品登録・発送処理などすべてスマホのみの対応だ。
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第517号(2021/8/10発行)28面