2020年リユース市場規模2.4兆円に拡大
2021年08月25日
リサイクル通信が独自にリユース業界の市場規模推計を行ったところ、2020年の市場規模は前年比2.5%増の2兆4169億円となった。調査対象とした2009年以降11年連続で拡大。新型コロナの影響により、商材や販売形態によって明暗分かれる結果となったが、全体では拡大傾向を維持した。
コロナ禍も前年比2.5%増
25年3.5兆円に拡大を予測
本紙調査によると、2020年のリユース市場規模は、前年比2.5%増の2兆4169億円となった。新型コロナウイルス感染拡大に翻弄されながらも増加基調を維持した。外出自粛による在宅時間の増加から、片付けに伴う買取やフリマアプリ利用が伸びたと見られる。
販売経路別では、店舗販売が前年比8.3%減と苦戦。昨年4月に緊急事態宣言が全国に発令され、休業や時短営業を強いられた。その後は回復傾向に向かったものの、インバウンド需要が消失したのも響いた。EC販売を強化した事業者も多かったため、ネット販売のBtoCは2.0%増と前年を上回った。フリマアプリ等のCtoCは14.7%増と成長率はやや鈍化したものの、拡大傾向は続いている。
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第518号(2021/8/25発行)1面