クルーバー、石田誠社長インタビュー

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「INTER VIEW」

クルーバー、石田誠社長インタビュー

2021年12月26日

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中古カー用品チェーン最大手、「アップガレージ」を傘下に収めるクルーバー(神奈川県横浜市)が12月23日に東証ジャスダックに新規上場。グループでは2012年の上場廃止以来の再上場となる。今後は自社ECサイトを他社にも開放しプラットフォーマーの動きをとるほか、IT事業にも投資を行う。石田誠社長に話を聞いた。

中古カー用品最大手が再上場

上場廃止10年で売上2倍の99億
ECプラットフォームやITに投資

クルーバー 石田誠社長
クルーバー 石田 誠社長

クルーバーは1999年4月に創業したアップガレージを前身とし、2004年3月に東証マザーズに上場。中古カー用品店「アップガレージ」を直営・FC展開により拡大していたが、新規事業開発と既存事業改革のため12年1月にMBO(マネジメントバイアウトの略。経営陣が自社の株式を買収して独立すること)を実施し、同年4月に上場を廃止していた。

上場廃止後は二度にわたる組織改編を経て、現在のグループを形成。この度上場したクルーバーが管理本部、システム開発、人材紹介事業を担い、クルーバー傘下にアップガレージとネクサスジャパンを収めている。アップガレージでは店舗、FC、EC事業を、ネクサスジャパンでは新品カー&バイク用品の卸売事業をそれぞれ展開している。

再上場による資金調達により、モール型ECサイトの改修、国内とアメリカでの店舗拡大、IT関連事業、人材紹介事業に投資し業容拡大を図る考え。

クルーバーの21年3月期の売上高は99億2200万円、営業利益は4億4800万円。MBO前の11年3月期の売上高は50億1600万円で、この10年で49億600万円の増収を遂げている。

アップガレージの店舗は、直営が44店、FCが195店(21年10月時点)ある。

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第526号(2021/12/25発行)9面

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