2021年に起きたリユース業界の主な出来事とは?
2021年12月29日
2021年は昨年から続くコロナの影響を受け、買取店FCの古物市場参入や非対面取引の高まりから出張買取に注目が集まるなど、事業領域の拡大が相次ぐ。また、事業領域の見直しから百貨店各社のリユース事業参入も見受けられた。2021年に起きたリユース業界の主な出来事をランキング形式で振り返る。
古物市場参入や非対面取引が急加速
【1】警視庁見解「フリマアプリ仕入れ実質違法」
近年取引量が増加するフリマアプリ。個人、法人問わず仕入れの場として活用が増加しているが、匿名取引きが一般的なため古物営業法の本人確認が極めて難しい。警視庁は6月にHPをリニューアルし注意喚起を行うが、ネット上では誤った情報が広まり注意が必要。今後も問題は続きそうだ。
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フリマアプリ仕入れ実質違法、警視庁見解「古物法の本人確認等の履行困難」
本近年取引量が急拡大するフリマアプリ。運営会社は個人間売買の場としているが、中には個人だけでなく法人の古物商が仕入れの場として活用しているようだ。ただ、古物営業法上必要な本人確認を行うこと・・・
【2】買取専門FC、古物市場参入が相次ぐ
買取専門FCを展開する本部企業によるブランド品等を競る古物市場参入が相次ぐ。背景としては、コロナ禍でブランド品を競る古物市場は、手競りから入札制が主流となり、職人技を持つ振り手がいなくても開催できるため、新規参入が容易となったため。また、FC加盟店からの促進に繋げる狙いもある。今後の動向にも注目が集まると予想される。
【3】百貨店がリユース事業参入
第526号(2021/12/25発行)20面