クラウド型在庫管理ソフトを手掛けるZAICO(山形県米沢市)は、在庫管理をスマホから簡単に行えるサービス「ZAICO」を運営している。商品登録から管理まで行えるため、作業効率化が可能になることや月額980円(税別)から使用できる低価格面から15万アカウントユーザーを有する。リユース企業はそのうち約1割を占めている。
作業効率化と価格面で15万ユーザーを獲得
- ZAICOはスマホから簡単に使用できる
- スマホのメニュー画面。使用したい項目が選択できる
写真撮影で商品登録履歴残りミス防止
ZAICOでは、現場で働く人が簡単で直感的に使えることを重視してサービス開発を行っている。そのため、スマホからの写真撮影で簡単に商品の登録ができ、変更履歴が残ることでミス防止になるなど、管理までを行える仕様だ。導入メリットは、手軽に作業効率化ができること、月額980円(税別)、と低価格で使用できることにある。プランは3つあり、利用者のアカウント数や送り状連携機能の有無などにより異なる。
- 導入のメリット
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- ① 作業効率化
スマホで撮影して登録完了 - ② 人的ミス防止
変更履歴が残るため
- ① 作業効率化
サービス手順は、まずマスタ登録を行いたい商品をバーコードが見えるように撮影を行う。その後、名称や個数など商品情報を手入力することで登録が完了。商品情報とバーコードが連携しているため、同じ商品の入荷があった場合には、バーコードを読み込むことですぐに同様の商品検索ができ、数量の変更が簡単に行える。
工業用商品などでバーコードが付いていない商品の場合は、商品写真と数量のみでもマスタ登録が可能だ。その際には、新たにバーコードを作り発行することもできる。バーコードは使用しなくても問題はないが、検索機能を用いる場合に検索の正確さが上がる。検索にはバーコードの他に、商品名称でも検索ができる。検索情報をもとに、同様の商品である確率が高いものから上位に表示される。そのため、名称のみでは確率が下がってしまうのでバーコードを用いる方が正確性は上がる。
第527号(2022/1/10発行)12面