年初に東京都内で新型コロナの新規感染者数3000人と報じられて驚いたのも束の間、その後急速に拡大して2月には2万人を超えてしまいました。文字どおりケタ違いの感染力を示したオミクロン株の影響から、3月に予定されていた香港のジュエリーショーは延期が決定。ピークアウトを迎えたとは言われるものの、先行きが読めない情勢です。
一方で、ブランド古物相場は引き続き上昇トレンドとなっています。特に、時計は徐々に各メーカーの新作が発表され、市場全体の注目度も高まりつつあります。相場の波が大きく揺れ動くいま、様々なトピックを押さえておくことが大切です。
リアル会場で生の情報収集や現物チェックを
新作の中でも注目度が高いのはオーデマピゲでしょうか。ブランドのフラッグシップモデルである「ロイヤルオーク」が1972年の初登場から50周年を迎え、新作が多数発表されています。また、パテックフィリップに関しては「ノーチラス」の現行モデルが生産終了となることが分かり、後継モデルへの期待が高まっています。
第530号(2022/2/25発行)15面