ペンギントレード、佐藤 佑一 社長インタビュー

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ペンギントレード、佐藤 佑一 社長インタビュー

2022年04月01日

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競争の激しい中古ブランド品市場の中で、設立から4期目で売上高22億円(11ヵ月決算)と成長しているのが、ペンギントレード(東京都渋谷区)だ。創業者の佐藤佑一社長は、美容師の傍ら副業から古物の扱いを始め、シャネルに特化したリユース企業として注目を集めている。創業の経緯やビジネスモデルについて聞いた。

シャネルに特化、4期目で売上22億円

業者向けLINE買取が伸長在庫寝かせて高値で売却

ペンギントレード 佐藤 佑一 社長ペンギントレード
佐藤 佑一 社長

業者から仕入れ海外向け販売で成長

── いろんなブランドを扱う企業が多い中、シャネルに特化するのは珍しいですね。

佐藤 シャネルに絞った理由の1つは、単一のブランドに絞ることで内部的に教育コストが少なく済むことです。2つ目は、修理・クリーニングがしやすい点。ヴィトンのヌメ革は汚れちゃうとクリーニングが難しいんですけど、普通の革物は角擦れくらいならお手入れすればきれいになるので。3つ目は、外的要因で相場が上がり続けているので、夢があることですね。3ヵ月で急に相場が2倍になったり、インフレの幅が大きいと思います。

── 特定ブランドだけ集めるとなると、仕入れ先は古物市場になりますか。

佐藤 古物市場での買い付けは半分いかない程度で、業者向けのLINE買取が大きくなってきています。古物市場だと、開催まで商品が寝てしまうので、キャッシュフローの面で売主の方にメリットがあると思います。

── 一方で販路の方は。

佐藤 ショールームでライバー向けの販売とSNSで海外向けの販売が5割を占めていて、古物市場での売却が2割、残りの3割はオンラインでの国内小売りです。

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第532号(2022/3/25発行)9面

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