色川大亮さんとの付き合いはお父さんの敬一さんの代からで、もう34年になります。私がまだ銀座の刀剣商で修行していた頃、当時敬一さんが運営されていた「戸塚古美術市場」に業界の先輩が連れていってくれたのが始まりです。その当時、大亮さんはまだ子供でした。
骨董・武具の次世代担う有力な若手
日本刀 簱谷 |
色川商事 |
大亮さんは社会に出てすぐに家業を継がず、埼玉と東京の不動産会社に入社しました。宅建免許や二級建築士の資格も取得し、入社1年目でトップセールスになって、新人賞を受賞したそうです。不動産業界で活躍していた大亮さんが色川商事を継承したのは今から11年前、28歳の時でした。
第533号(2022/4/10発行)27面