かさばる割に低単価、それでも 中古の「ぬいぐるみ」が売れる理由

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かさばる割に低単価、それでも 中古の「ぬいぐるみ」が売れる理由

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子供を中心に幅広い年代で愛される「ぬいぐるみ」。中でもアニメ等のキャラクターをグッズ化したものが人気だ。中には中古品で定価を超えて販売されているものもあると言う。ただ、愛着を持ちやすいだけに、誰かが所有していた中古品には抵抗を感じる人が多そうだ。どんな需要があるのか、中古のぬいぐるみを扱う店に事情を聞いた。

キャラの属性ごとに分けて並べているので壮観な売り場になっているキャラの属性ごとに分けて並べているので壮観な売り場になっている

定番はポケモンやディズニー

子供向けのぬいぐるみ、中でもどんなものが多いのか。ホビーを幅広く扱う買取サイト「良盤ディスク」(運営:三月うさぎの森、埼玉県羽生市)では、ポケモンやディズニーの扱いが多いという。他にもサンリオ、アンパンマン、ドラえもん、ジブリなど昔から人気のあるものが今でも需要が高いようだ。「最近では『モルカー』や『たべっ子どうぶつ』も人気が高まってきています」とホビーオフ八王子大和田店(運営:ゼロエミッション、東京都八王子市) の平井店長は話す。

査定額は需要によって変動する。特設コーナーを設けるほど、ポケモン人気が高い駿河屋マルイシティ横浜店(運営:エーツー、静岡県静岡市)では、ポケモンのぬいぐるみなら300円程、それ以外のものは200円程で買い取っているという。「持ち込まれるぬいぐるみは、状態が良いものがほとんど。クリーニングは行っていない」(谷内店長)と中古品とは言え、状態の良いものばかりを揃えている。

ディズニーの中でもダッフィーは他にはない特別感があるというディズニーの中でもダッフィーは他にはない特別感があるという

同じキャラクターでも公式ショップのものとゲームセンターでの景品があり、販売価格に大きな差が生まれると言う。品質の違いとアイテム自体の希少性がその理由だ。例えば昔から人気が根強いポケモンのキャラクター「ラプラス」だと、ポケモンセンター(以下:ポケセン)のものは定価3080円に対し、中古の販売価格は7200円。一方で景品は中古品が1300円で販売されている。

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第535号(2022/5/10発行)14面

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