「上場リユース2-3月期決算」平均3割増収、消費持ち直し

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「上場リユース2-3月期決算」平均3割増収、消費持ち直し

2022年05月24日

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2~3月を決算期とする上場企業の21年度業績が出そろい、リユース売上高100億円超の企業では平均3割の増収を遂げていることがわかった。中古ブランド最大手のコメ兵HDは前期比43.1%増、前々期はコロナ禍による外出自粛などで販売が振るわなかったが、前期は消費が持ち直され、大幅な増収となった。また、総合店では古着の販売が回復している。

コメ兵43%増・総合店は古着回復

2~3月を決算期とする、リユース売上高100億円超の上場企業の21年度実績
2~3月を決算期とする、リユース売上高100億円超の上場企業の21年度実績※ア:ブランド・ファッション事業の売上高より抜粋
※イ:中古品比率を参考に本紙推計
※ウ:リユース事業の売上高より抜粋(FC事業売上含めず)
※エ:質屋、古物売買業の売上高より抜粋
※オ:中古品比率を参考に本紙推計

コメ兵HDのブランド・ファッション事業の売上高は666.8億円で前期比43.1%増。コロナ以前の客足が戻らない中でも、オンラインストアの利用促進やグループ会社主催の法人向けオンラインオークションによる販売強化の効果が表れた。また、買取りも伸びている。

「グループで買取専門店37店舗の出店や買取イベントの開催、時計や金の相場高騰などにより、個人買取が過去最高となった」(コメ兵HD・広報部 菊池真里江氏)

同じく中古ブランドを扱う大黒屋HDの質屋・古物売買業の売上高は、171.0億円で前期比38.8%増。グループの根幹会社、大黒屋の売上高の大幅な増加が寄与した。第4四半期以降のまん延防止下でも1~3月は前年同月比で増加状況にあった。

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第536号(2022/5/25発行)1面

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