ハイペル、ティックトックで500万回再生「壊す動画」でバザー集客

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ハイペル、ティックトックで500万回再生「壊す動画」でバザー集客

2022年06月03日

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不用品回収や出張買取を行うハイペル(千葉県千葉市)はティクトックに投稿した動画が500万回再生を記録し、話題だ。内容は引き取った家具を解体する様子を映したもので、従業員がプロレス顔負けに大胆に壊していくさまがうけた。そこからバザーへの集客を促すことが本当の狙いだ。

家具解体の裏側をあえて晒すことが奏功した家具解体の裏側をあえて晒すことが奏功した

動画は初回投稿から100万回再生を記録し、特に人気の動画では500万回を超えた。売りに出せない家具・家電を従業員が現場でただただ壊していく内容だが、投稿を担当した森穂高社長によれば、普段消費者が目にしない解体現場が珍しく、またそのさまがユーザーのある種のストレス発散になった点がバズった要因だという。

投稿の狙いは集客にある。壊している家具はあくまで解体せざるを得ないもの。同社はそうした不良在庫を整理するためのバザーの開催を近々予定しており、そこに一般消費者と業者を誘導するための仕掛けとして動画を投稿していた。実際、動画へのコメントでは「もったいない」「私が代わりにほしい」といった意見が相次ぎ、その狙いはすでにある程度的中していると言えそうだ。「これまで大きさや値段などの面で売りづらい商品があり、その処分に苦慮していた。業界ではあまり手が付けられていなかったSNSからの集客をはかり、それらを『格安品』として販売することが真の目的」と森社長は説明する。

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第536号(2022/5/25発行)21面

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