コンテナ輸出の好機到来!?
2022年09月05日
コロナの影響で高騰していた海上輸送にかかるコンテナ船の運賃が、6月頃から下落に転じている。コロナ前の水準には戻っていないが、ピーク時からは約2割程度下落。為替も円安傾向が続いており、コンテナ輸出を行うリユース事業者にとっては好機になりそうだ。
新規コンテナ製造や船数が増加している
円安に加え運賃ピークの2割下落
ロックダウン解除で
コンテナ不足解消
コンテナ船運賃の下落は、主に中国をはじめとした海外主要都市のロックダウンが解除され、コンテナ不足が緩和されたことが要因だ。特に上海のロックダウンが6月頭に解除されたことが大きな影響を与えている。
中国ではコロナ下の景気回復が進んでおり、輸出が加速しコンテナ需要が増加。またロックダウンの影響により、中国国内でコンテナが滞留する事態が起きていた。これにより、日本のコンテナが不足する問題が起き、運賃高騰の原因となっていた。
上海のロックダウンが解除されたことにより、船会社が輸出に使用する船便の数を増やしている。また、中国で新規にコンテナが増産されており、コンテナの需給バランスの偏りが解消。運賃の下落につながっている。
第542号(2022/8/25発行)28面