「資産運用」にクラシックコイン

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「資産運用」にクラシックコイン

2022年10月14日

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クラシックコインが、資産として再評価されている。あるオークションでは年間取引額がこの6年ほどで2億円から20億円に増えた。なぜコインなのか、そこにはどんな理由があるのか、クラシックコインの買取販売を行う業者に話を聞いた。

6年で取引額10倍の業者も

クラシックコインとは
100年以上前に鋳造された古いコイン。日本のもの・外国のもの両方を含む。アンティークコインとも言うが、これは2012年~2013年に日本が作った和製英語。流通していた当時の価値を上回っているものは「レアコイン」と呼ぶ。

元々の金額と価格差があまりない金貨や銀貨は、 リサイクルに回ることもある元々の金額と価格差があまりない金貨や銀貨は、 リサイクルに回ることもある

資産運用のためのコイン

「資産運用のためにクラシックコインを集める人が増えています」とワールドコインズ・ジャパン(東京都港区)の石井栄一社長は話す。これまでは趣味で集める人が多かったが、コインは安全資産として、再注目されている。

時計や絵画など資産として手元に置いておくようなものは他にもある。石井社長が考える、コインのメリットは4つ。1つはかさばらないこと。

2つ目は偽物を見分けやすいことだ。コインは国が発行するものであるため、その年に製造された枚数は必ず記録されている。NGC、PCGS(ともに拠点はアメリカ)などのコインを鑑定する第三者機関に頼めば、真贋判定は難しくない。

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第545号(2022/10/10発行)16面

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