国内EC感覚で「越境販売」 顧客対応、発送などを代行

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国内EC感覚で「越境販売」 顧客対応、発送などを代行

2022年11月04日

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近年まれにみる円安トレンドを背景に越境ECが活況だ。ただ、海外向けの販売は、言語の壁や配送などの問題から踏み出せない企業も多い。そんな中、国内EC感覚で越境販売が行えるサービスが充実してきており、ハードルが下がりそうだ。

32年ぶりの円安水準
海外販売の好機到来

国内EC感覚で「越境販売」

今年に入り円安傾向が顕著になっている。円相場が1ドル150円台まで下落したのは1990年以来32年ぶりの水準。そんな中で、活況なのが越境ECだ。越境ECモール大手のイーベイでは、昨年の日本の取扱高が前年から40%増加。同モール内で日本が世界で最も高い伸び率となった。

史上空前のビジネスチャンスが訪れているが、越境ECは、外国語での対応や海外への配送、顧客やトラブルの対応などの問題から手つかずのリユース企業も多い。そのような企業向けにこれらを代行する等のサービスが増加している。

タグ貼るだけで
海外決済に対応

自社のECサイトを活用して、越境ECを始められるサービスを紹介する。Global-e(東京都中央区)は今春より、自社ECで海外向けに中古品販売を手掛ける企業の支援に乗り出した。リユース企業の自社ECにタグを埋め込むことで、30言語・150以上の決済に対応する。またDHLによる集荷を実施。事業者は専用のタグを貼り付けるだけで、以降の業務を外注できる。利用料金は決済手数料込みでGMVの数%に設定する。

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第546号(2022/10/25発行)24面

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