生花店が胡蝶蘭の無料回収サービス「reRan」を開始

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生花店が胡蝶蘭の無料回収サービス「reRan」を開始

2022年11月16日

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花の販売を行う花弘(東京都世田谷区)は11月より、無料回収サービス付きの胡蝶蘭「reRan(リ・ラン)」の販売を始めた。お祝い事などで本商品を贈られた利用者は、鑑賞が終わった胡蝶蘭の鉢植えの引き取りを電話または付属のQRコードから申し込むことができる。

回収可能な日は毎月1日と15日、対応可能な地域は現在都内8区のみ。日にちと地域を限定することが、無理なくサービスを提供できる理由の一つになっている。「弊社は自社で商品を配送しており、そのルートに回収依頼先も組み込みます。限られた日や場所でのことなので、人件費や配送の手間をプラスでかけずに済みます」と店舗直販事業部の岡田英治氏は話す。商品の価格は、3本立ちの胡蝶蘭が3万3000円、5本立ちが5万5000円。それぞれ6色ずつあり、全12種類のラインナップだ。

回収サービス付きの胡蝶蘭のサイズは現在1種類だが、小ぶりな胡蝶蘭の販売も検討中

回収サービス付きの胡蝶蘭のサイズは現在1種類だが、小ぶりな胡蝶蘭の販売も検討中  

回収した胡蝶蘭は、本サービスに共感を示した生産者、キヌナーセリー(栃木県宇都宮市)が引き取り解体。花器やワイヤーは洗浄し、再利用する。これらは産業廃棄物にあたるため、処分は胡蝶蘭を受け取った側にも販売者である花弘にも難しい。それを再利用することで手間もゴミも減らすことができる。

「胡蝶蘭の購入者は企業が多い。コロナ禍で出社が減り、オフィス宛に胡蝶蘭を贈るという機会も減ってしまった。しかし最近になって徐々にその文化に復活の兆しが見えているため、このタイミングでサービスを開始しました」(同氏)

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