リサイクルショップ買ったる堂、工具で坪効率を重視
2022年12月29日
横浜市に店舗を構える「リサイクルショップ買ったる堂」。オープンは2021年1月だ。代表の大久保勇太氏はもともと別の総合リユースショップに勤務しており、そこから独立した。強みとして打ち出す商品など、前職での経験を活かした店づくりについて、聞いてみた。
知識と構想を詰め込んだ店づくり
最寄りの東戸塚駅からは徒歩20分だが、店の目の前にバス停がある
主力は工具
坪単価の効率を重視
総合リユースショップ「リサイクルショップ買ったる堂(神奈川県横浜市)」の主力商品の一つは、工具だ。工具は、店を開くことを計画した当初から売りにしていきたいと決めていた。「工具はサイズが小さいかつ高単価だからです」と大久保勇太店長。以前勤務していた「リサイクルガーデン」で得た知識だ。坪効率の良さに目をつけ、工具を選んだ。「工具を主力として扱うには知識が必要です。前職での知見が多少ありますが、お客様に教えていただくこともあります」。DIYで使うために購入する一般客の他、仕事で使う職人から需要がある。「新しく人を雇ってもすぐにやめてしまうこともあるそうです。だから一旦は中古の工具を支給すると聞いています」。
売れ筋の工具類。他の売り場も含めポップはすべて手書きにこだわっている
工具の中でも売れ筋はマキタのインパクトドライバー。人気が高く、この日は欠品していた。
また、差別化として、アンティーク雑貨にも力を入れている。レジカウンターの役割も果たしているガラスのショーケースには、古い温度計やバイクの模型などがずらりと並んでいる。「イギリスものが良く売れる印象です」。
第550号(2022/12/25発行)18面