古物運搬のトラブル、「粗大ゴミ回収」表記に注意

環境省は1月26日と2月20日に、「自治体職員向け違法な不用品回収業者対策セミナー」を実施する。環境省によると、同様のセミナーは2015年ごろから実施しているという。背景には、廃家電を違法に回収し不適正な処理を行う業者の存在がある。

環境省の入る中央合同庁舎第5号館

不用品回収需要の高まりと並行して、不用品回収のトラブルが増加している。不用品回収のトラブルにおいて、たとえば無許可の回収、誤解を生む料金設定などの法令違反は後を絶たない。

消費者庁は昨年6月に「込み込み料金」を謳いながらも別途費用を請求したとして、東京と福島の事業者を名指しで注意喚起した。

リユース事業者も改めて回収のルールを心得ておきたい。

第553号(2023/02/10発行)19面