GTホールディングスが東京プロマーケットに上場
2023年04月24日
ブランド品の買取販売や古物市場の運営等を行うGTホールディングス(東京都港区)が4月18日、東証が運営する「東京プロマーケット」に上場した。
4月18日に東京プロマーケットに上場
同社は2001年の創業、中古ブランド品の買取販売を行う「東京ぶらんど」や古物市場「GTオークション」を運営。2016年から質店のM&Aを積極的に行う。近年は、ヴィンテージ品を扱う「ヴィンテージクートーキョー」、中古エルメス専門店「オレンジブティック」等小売店の展開を進め、エンドユーザーに直接販売する手法に注力している。2022年5月期の売上高は、前期比2.4倍の252億8729万円、経常利益は同2.3倍の6億6590万円。
東京プロマーケットは、東証が運営する株式市場の1つ。プライム等の一般市場と異なり、株の買い付けが行えるのは、株式の知識や経験が豊富な特定投資家に限定される。上場時に株式を手放す必要がないため、経営の支配権を維持しながら上場できる。そのため、同社は上場に伴う新株の発行や持ち株の売却を行っていない。
牟田成CEOは、「上場により信用力が増したことで、資金調達やM&Aが行いやすくなる。また、採用面における効果も期待したい」と話す。
第558号(2023/04/25発行)1面