GMOあおぞらネット銀行（東京都渋谷区）は昨年11月より、支払業務効率化サービス「スマート振込承認」を提供している。今年4月には、バイセルテクノロジーズ（同新宿区）の宅配買取部門が同サービスを導入した。社内の承認フローと顧客への振込を効率化する。
社内承認の手続き円滑化
「スマート振込承認」サービスは、導入企業の社内承認プロセスと振込実行までをブラウザ上で一括して行えるサービス。振込データをサービス上にアップすることで、最大7段階まで承認フローを設定できる。また、「スマート振込承認」の受取人名確認（ネームバック）機能により、振込実行前にお客が入力した振込先口座の名義を確認でき、誤振込を未然に防ぐ。
バイセルでは、同サービスを4月から宅配買取事業で導入した。リユース企業での導入は初となる。今後は現金受け渡しから振込対応へのシフトを見越し、より幅広く同サービスを活用していく考えだ。
現金管理効率化と
紛失リスクを軽減
現金取引が主体となる店頭買取や出張買取では、現金管理が運営上の課題となりやすい。店舗では、これまで各店舗の現金の有高管理を日次で行う必要があり、集配金の管理にもコストがかかる。出張買取も同様に現金を準備する必要があり、出金した現金を査定担当者が現地まで持ち運ぶ必要がある。
第559号(2023/05/10発行)20面
