今回は「リユース企業のCRM施策を考える」というテーマで解説していきたいと思います。CRMという言葉に馴染みがない方も多いと思いますが、CRMとはCustomer Relationship Managementの略、つまり「顧客との関係性を管理する」ことです。これにより、利益の最大化などを目指すことを指します。顧客管理なんて言葉もよく使われますが、これはどちらかというと、顧客データの活用の方が近いかと思います。
テックタッチ、ハイタッチの2つの軸を目指す
実際、クライアントさんとお話ししていても「顧客データはあるけど上手く使えていない」というお話をいただくことが多いです。なかには、古物台帳には載っているけど、デジタルデータになっていなくて、すぐに使えないというケースが多いです。その他の業界では、顧客データの取得に非常にコストを払っている反面、リユース業界は古物営業法で個人情報の取得が義務付けられているので、せっかくならそのデータをうまく活用したいものです。まずは、古物台帳に個人情報の利用について記載をしていない会社は必ず記載をして、データ活用の許可を顧客に取るようにしてくださいね。
第567号(2023/09/10発行)20面