メガネのリユースに商機がありそうだ。退蔵して「隠れ資産」化したメガネが多いことから、メガネの買取りを強化する事業者が現れている。
ゾフ「市場は約286億円」
ビープライスではメガネの買取を今年春から強化
メガネが隠れ資産になりうることはかねてより指摘されていた。「ZOFF」を運営するインターメスティック(東京都港区)は、21年の調査(n=400)において、使わなくなったメガネが全国5200万本、金額換算で約286億円にのぼるとしている。
しかし、実際はもう少し規模があると見て良さそうだ。同社が下取りキャンペーンでの割引金額550円を買取単価として推定したメガネの市場規模は286億円だが、リユース企業各社はブランドメガネを1万円以上で買い取る事例が目立つためだ。
ビープライス(大阪府大阪市)では今年の春から専用のメガネ買取ページを作成、マーケに注力した。春以前に比べ、取り扱いの量は2~3倍に増えている。
第568号(2023/09/25発行)15面