コロナ禍の影響から抜け出し、インバウンドを中心に好況が続く国内市場。昨年までとは異なる様相となるであろう、年末年始商戦にも期待がかかりますね。一方で、時計宝飾市場では明暗が分かれている面も見られます。今回のコラムでは、年末年始の繁忙期を目前に、いくつかのトピックを交えながら市場動向に触れてみます。
海外時計は低調、存在増す合成ダイヤにも注視
国内市場では時計の相場が堅調で、私どもが運営するRKオークションではロレックスの落札率が95%を超え、好調な兆しを見せています。一方でアメリカのIWJGでは相場の動きが鈍いとの情報もあり、海外市場には変動が見られています。これは国内外での市況の違いが如実に表れている兆候と言えるでしょう。
第572号(2023/11/25発行)19面